自分の透明な部分が自分を貶めてゆく
水の化石になりたいだけ
固まってゆく海
沈む、沈む、沈んでゆく
深く、深く
自分や相手を見つめ直すこと
知ること学ぶこと生きること
死ぬまでのゲームの主人公だと自覚すること
そういうのを考えていると頭が重くなって、身体だけはやけに軽やかで
夢の中で即興で読んだ詩を思い出したい
だから書いているのに、思い出せない
覚えているはずなのに、覚えていたいものばかり忘れていくのは、冷たい空気のせいにしたい、こたつの温もりのせいにでもしたい
そしてこたつに入って寝っ転がって、また沈んでゆく
夢で逢った沈んでゆくこととこの言葉だけは覚えている
ずーんと深く重く、明るい中で暗闇の中へ
無類の酒好き、自分の行動のおかげで制限ができまくっています、助かる道はあるんだろうか
お留守番して飲み歩く深夜の最寄り駅周辺
好きにさせないでよまったく
好きなものを嫌いになる魔法をかけてほしい
ほかほかぬくぬくがくがくぶるぶる
感じない世界は、透明なわたしたち
