遺書という名のラブレター
いいなぁ他人を好きになることができて
わたしの好きは空っぽだから
いつも掴めそうで掴めない
届きそうで届かない
好きになってごめん、好きじゃないくせに
嫌いになれなくてごめん、好きだから
おまえらの言葉一つ一つに意味を持たせたいから大事に抱えようとしてもおまえらがそれを大事にしないならわたしがしたってしょうがないだろ、だからせめて放棄してよそのバラバラに散る言葉たちのことを、解放してあげて
鎖に繋がれるのは本当に苦しいんだよ
支配の中に潜む自由と不自由のバランスを取れたらもっとよりラクに生きられる民主主義の中で生きていくことのやはり大変さ
わたしの心の中でぷかぷかと浮かび漂う感情たちをまとめあげるのはもうきみたちに託してもいいかなぁ、わたしじゃどうやら手に余るみたいで
もう疲れたなぁ
でもわたしの所有する心と体を破壊することはまだ許されない、文字通り、許されていない、それは受動的なことでいいかどうかはさておきね
軽いノリだったけど破壊を失敗した直後だし、まだというかもうというか何も出来ない、また雁字搦めになる、当たり前だ、そんなの誰が悪いってわたしが悪いんだ、でいつも謝ってばかりいるわけ、誤ってるのにそんなの
謝ることしかできないことにもごめんだし大元のことに対してもごめんだしもう全部ごめんだから
信じなくていいから殺してくれよ