中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

血も涙も

 

流動的なこの世界で、たくさんの人がわたしの知りえないことを語っていて淋しくなってしまうことについて、わたし以外が責任を取って欲しい


チワワはよく嘘をつくらしい、あの丸々とした瞳で何も語らずに平然と馬鹿みたいにしっぽを振って、そんなのっておかしいし
憧れた人が紡いでいる言葉が他の人の言葉だったとき、そんなしょうもないことをするんだと幻滅するからつまらないことなどしないでくれよ

そしてまた知らない街である少女が性犯罪にでも合う悲しい世間なら、いるんだとしたら神様は救うと同時に殺すんだろ

 

わたしは前回ね、大切な人の初めてを目の前で貰うことができたんだ、嬉しかったけど悲しかった。だってそれは相手に無力感を植え付ける行為だったから。

離れるのならわたしから離れないと、わたしは死んでしまうかもしれない脆弱性のせいで、わたしよりは幾分強いその人に預け(ぶつけ)ました。


バンソーコーに付属しているガーゼがめいっぱい血に染まっている。だいたい3枚も重ねて貼っているのに溢れる方がおかしいんだよ、この身体は誰のものなんだ

 

わたしはいま、あの時のカマキリになりたい
知る由もないところで規模のデカい何かに手の上で転がされてどうにでもなれよ


心臓を上手に打たせてくれるあの人のことが大好きになってしまって、また死にたいなど思ってしまった
賢い人は忘却の仕方がうまいから、大切にされないどころか忘れられたらと思うと震えてさ、つい疑ってついつい試してついついつい脅してしまうのって、わたしが悪いのかな?そうさせてるのはあの人なんじゃないの?ビョーキ なの?


記憶して忘れるんだったらいっそ見つけないでくれよ、なあ


質の悪い承認欲求に殺されたあの子が選んだどこかへの道には進まないでおこうと思う


スカートをめくっていいのは限られた貴方だけですよ