中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

off recorded me

 

この先々も命を永らえることに意味はあるだろうかなんて考えたって、いま心臓が動いていることに意味などないことに心の底から気づける、というより実感できるときはいつくるだろうか

別に意味など無いと頭で考えたって、本当の意味で感じたことなんて一度もないのに、いつも考えてしまう、なんにも意味が無いのに


生きていることに関して、たいていの人間は目的や目標が無くても、じゃあなぜ生きているかと問われればその答えは「ただ死んでないだけ」のはずだ
死んでしまってないから、生きてしまっているから、否応なしに産み落とされてしまったから、仕方なく働いたり趣味を楽しんだりしているだけなのに、惨めで情けなくてしょうがないから、いつもわたしは生きていることに意味を見出そうとしてしまう、本当に生きる「意味」など無いのに、惨めだ


生きていることが、また陽が昇ることが、高確率で明日が来ることが、すごく嫌で、すごくすごく嫌な気持ちになるのに、でも生きているうちに誰にも記録されないうちに自分で自分のことを記録したいとか、認めてもらいたいとか、唯一の人間に対してよりはむしろ埋もれてしまいそうな大衆に対して何か特別な存在になりたいだとか、そういう我儘な気持ちになるのはなぜだろう
いつも矛盾している


絵を描いたり文章を書いたり、はたまた死のうとしたりして最悪な状況を作り出したり、そうやって誰かの記憶に鮮明に残りたいだなんて思ってしまうのは、生きているうちに死のうとしたりして、死んでるように生き延びたりしてしまう毎日の、くだらない理由になるんだろうか


いつもかなり何も解らない

答えがないことばかり考えているから

本当に頭の中がぐちゃぐちゃで


逐一意味があるだとか無いだとか、あった方がいいとか無くなっていいとか、白黒思考で両極端で、そういう考えの癖が、それもまた病気のせいだとか、いや違うわたしの意思なんだって思ったり
いま生きてきた年数のあと4倍くらいの時間が、本当にこれからも続いていくのかと思うとやっぱり嫌な気持ちになってしまうくらい、わたしは正しく生きてこられなかったんだろうし、これからもきっとそうだから。REC