どれだけお金を溶かして買い続けた市販薬を溶かして溶かして溶かしても手に入れられない
偽りの快楽はどこまでいってもまやかしだ
酒や薬は裏切らないし裏切る期待も寄せさせやしない
手の届く場所に置いておくな
いつだって一方通行でいつだって孤独なのに
嫌な部分だけどんどん浮き彫りになっていくだけなのに
だってわたしはいつも嘘をついているから
ささくれ立って後戻りはできないし
嘘が本当になるように本当っぽく嘘をついて
嘘っぽい本当なのか本当っぽい嘘なのか
意味のある嘘のために意味の無い嘘をつく
まやかしの中で生きているみたいだやっぱり
剥がしても剥がしても剥がれない化けの皮は
バレないようにうまく化けた面をしろ
磨いて輝く原石みたいな人間に
初めからそうじゃないからそんな目で見ないでほしい
もし死んでしまったら、今度はうまく化けるから
化けて出るからもう1回