中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

どこにいったんだろう、帰ってきてもいいのに

 

いつの間にか、泣くことが笑うことになっていた

しんどくても苦しくてつらくてどうしようもなくても、笑うようになってしまった
正確に言えば、笑いながら泣く
泣きじゃくってる自分を受け入れるのもつらくて、それさえも楽しいと思い込むように、何もわからなくてへらへらするように、笑う


わたしの人生に価値を見出すとすれば、それはもう死ぬしかない
死んで誰かが心の底から後悔して自責なり他責なりして初めてわたしの人生に価値が出ると思う
今までの何もかもが、勉強もスポーツも容姿も恵まれた環境も漫画や小説や絵などの趣味も何もかもが、わたしのものじゃなくって、唯一本当にわたしのことを解ってくれるとしたらそれは死しかないんじゃないかと思う
そこで初めてわたしの生きていた過程が理解されるような気がする


どんなに楽しくて嬉しくて幸福で

どんなにつらくて苦しくて幸せじゃなかったか が。

 

死ぬことでしか示せないと思う
誰も、解ろうとしてくれてもそれでも本当の部分で解ってくれない、救ってくれない、生かしてくれない

わたしを含め関わる全ての人がわたしを理解し救うには、そしてやっぱりそうしたい我儘なわたしがいる前提で、死がもっと身近にある生活を送っていた方が、いつ糸がぷつんと切れてもおかしくない振る舞いをしていた方が、良かったのかもしれないと、いまでも思う。ただそれには、自分に対して嘘偽りない心の底からの死への覚悟が要ることを知っている。

いまのわたしには無い、「ちゃんと」