変わることは過去を否定することだと思っていた。でも違った、当たり前に違った。
日々は移り変わってゆくし、10年前が、1年前が、1分前が、イマと同じことなんて一度もなかった。それなのに頑なに「変わることは過去を否定することだ」と言い張って、変わらないでい続けようだなんて。
1分前にもそんなことできてなかったはずなのに。
そりゃあ、高校生のときとイマのわたしと、変わらないわけがない。だったらどんどん変わっていってやろうじゃんか。
良い方へ、時には間違ったりしながら、どんどん変わっていってやろう。
同じでいる必要はないし、同じじゃないからって否定することにはならない。
だって肯定することがないんだから、否定も生まれないんだった。
高校生のわたしを、嫌いで大好きな過去もイマも、めいっぱい愛して優しい未来に包まれたい。
