中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

信憑性の無い人間

 

自分の思考と言動に確信が持てない

今までずっと、わたしは間違ってきた
だったらわたしの思考や言動は正しくなんかない気がする。どれもこれも。
次にわたしが発する言葉に、どれだけ確信を持てるだろう。


正しいと間違いが交錯して、どっちかしか選べない。正しいのがどちらか分かっていながら間違った方を選んだり、自分が本当に思っていることが、考えていることが何なのか、分からなくて。もうわたしは嘘ばかりしか吐けなくて、あまりにもそうし続けてきてしまって、わたしが考えて発する言葉に信憑性が無い。


人を傷つけ自分を傷つけ、そのことでまた誰かが傷ついたりしてきた。
周りはわたしのことを大切に想ってくれているのに、それが事実だとしたら、わたしが自分自身を大切にできないのはどうやったって周りの人への裏切り行為だ。
わたしを大切に想ってくれているその気持ちが、虚偽であってほしいとさえ思ってしまう
そうやってまた踏みにじる


これから先、わたしはまたずっと間違い続ける
変わるのが、怖いから。

変わるということは、過去のわたしを否定することだと思う。
わたしが自傷行為をしなくなったら、今までつけてきた傷跡が悪になる。
ODをやめてしまったら、薬物依存症のわたしはどこへゆく。
今まで傷つけた人たちがわたしを恨む根源を無くしてはいけない、わたしは間違ったままいないといけない、そんな気がする。
今までのわたしに固執していた方がラクなんじゃないか。きっとそうだ。病気を診断されてからもうすぐ4年が経つけれど、一度だって自分と向き合っただろうか。治療に前向きになったことがあるだろうか。事ある毎にあれこれ理由をつけて病気のせいにして、病気でいるわたしが心地良いからずっとそこにいるんだろ。

 

結局、嘘ばかりで、現状を良くしたいの一言も言いたくないワガママなどうしようもない人間だってこと

過去が良いんじゃなくて、未来が嫌なだけ

そういう大事なことを、薬で酔って忘れたい