中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

ワンチャンス

 

このご時世、なんらかの集団に属すことを強いられる、というかむしろほとんどの人はそうせざるを得ない、と思う。でもわたし、どこにもいません。これがどういうことか考えると、あれ?わたし生きてる?に帰結する。結局ここ。
他人の視線を放棄する人生なんて有り得ない。いつだって周りに人は存在していて、そこにうまく溶け込まないとたいてい人は人生を歩めない。

 

わたしはわたしであることに常に疑問を抱いている。死ぬまでアイデンティティを確立できないんじゃないかとさえ思う。それほどにいつも迷子である。馬鹿馬鹿しいけど、ほんとうに自分がどういう人間であるかわからない。自分の思考はいつも正しくてそれ以外の思考は受け入れ難い。たとえ正しかろうと他人の意見をほとんど吸収できないということ、めちゃくちゃだなって思うけど、でも結果的にいつもエゴの塊だけを抱えて生きてる。これはわたしのパーソナリティディスオーダーによるものだと思うが。

 

ゼロ(わたし)にゼロ(わたし以外)を足しても掛けても引いても割ってもゼロ。結局なんにも埋まらないしなんにも満たされない。だから自分しか信じられない、とかいう可哀想な理論。でもこれ、わたしが生きた20年間で得た経験からであるし、嘘とは思えない。

 

わたしの生きる世界線に、誰が居て何が在るのだろう。夜が明ける一歩手前に、途切れてしまえばいいのに、と。叶うはずもない無駄な願望を抱くほどわたしは疲れきっているんじゃないだろうか。まあきっと人様に言わせればそれは甘えなんだけど。

 

もうちょっとで明るくなるなぁと。

自ら進んで罰を受けにいっているのか、そう思い込みたいだけなのか。なんでもいいけどでも振り回される。ねむ