中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

迎春

 

(あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。皆様にとって今年も良い一年になりますように願っています。そして読んでくださっているそこのあなたへ、ありがとう。)

 

 

触れた指輪がわたしを過去に連れていく。
I became easily bored.


あの頃と何も変わらないでいたい自分のある部分
入れ替わるきみとぼく、ラグい

走り出す、安心させてくれるその人の元へと。
そうすればまだ保つことができる、あぁ

 

すごくすごく薄いグラスに注がれたウォッカのオレンジ割りがおいしかったのを覚えてる、隣に常連そうな人がいるバーでほんのりと酔っていたと思う。次の日なんとなく頭が重かったからもう1つ飲んだテキーラが効いたんだろうなと思案する。
そういうなんとなくぼんやりした記憶ばかりが残って、大事なことをいつも思い出せないでいるようなもやもやした感覚ばかりだ。


手に届くものばかりで溢れてる、そりゃそうだ届いてるんだから。
10:42に起きて11:10に家を出た。化粧は出先でしようとポーチにコスメを詰めていつものマーチンのブーツを履いて、メイクアップだけをわざと家に忘れて出る一日。


怒られるのも大の苦手だけど注意さえまともに耐えられない、どうしたらいい、そんなことでは世の中渡っていけないのに。


タンゴをふむ黒猫と、ワルツを聴く白い猫。


残酷なまでに雨の降った街並みに歩く人ひとり、がだいすきだあなたのこと。
もっともっと、たまらないほど愛しています。

 

わたしにきっと似合うときみがくれた青みピンクのリップがいつだってわたしを不安定な所へ連れていく、まるで呪いのように。その呪いに縛られながら今日も一日を送っていく、そんな日々さえ愛おしいんです。それはきみのことをずっと愛してるから。