中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

今年もお疲れ様でした。

 

初めてタバコを吸った日、ちょっとだけ大人になれた気がした。


初めてお酒を飲んだ日、世の中の大人はこんなに美味しい飲み物をずっと前から知ってたんだと嫉妬した。


隣人はいつも黒のスウェットを着ている、まるでそれしか持っていないかのようによほど気に入ってるかのように。


有名シンガーがどれだけ頭を悩ませて歌を作ってるかと思うとまだもう少し自分も頑張ろう、何かをやり遂げようと思える時がある。

世界中の働く人々が汗水流して働いていることを思うと踏ん張りがきく時がある。


夜の公園で黄昏ていたらゴキブリがさっと目の前を通って飛び上がった夜がある。黄昏てる場合じゃないと急いで家に帰った受験期だった。


いつの間にか衣装替えをしている司会者が身に纏うドレスは一級品だろう。父親と母親と川の字になって眠る。


当たり前に明日が来ることにもっと感謝したい。明日死ぬ人のためにも、明日も生き抜く人のためにも。


愛しい過去と明るいと願いたい未来のために、今日も生きた。
最期に言う言葉がちょっとでも誰かの何かの理由になるような、そんな生き方をしたい、ある人を見てそう思えた。


言葉が1日1日を紡ぐ世界にわたしたちは生きている。

 

今年も1年ありがとうございました。来年のみなさんの良い日々を願っています。また