中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

よくできました

 

酷い罪悪感と後悔と自責の念
このハッピーセットをあといくら腹に入れればいいのかと思うと、まるで形の悪い大きな石のようにずしっと重たい感じがする
でも一方で大切にしないといけない
大切に噛み締めて「もうこんな思いはしたくない」と"正当に実感して"初めてやめられる時が来るから


目を回して視界を霞ませる
ぼやぁとした中ではっきりとわかるものを掴まなければいけない
そう、いけない、いけない
何も考えずになんていられないし
わたしは、考えることをやめることと死ぬことは同義だと思っている
考えすぎるのも良くないけれど、ときにはそうしなければいけないときがある
あるいは苦しみを掴まなければいけないときが。
放っておいては責任逃れするようなもので、そうしてはいけないときが。
目が回る、回している
傷つけたいわけじゃない、これもまたそうしなければいけないというだけ

 

正しく理由付けしている感覚がある
ただのジャンキーではなくなった気がする、そう思うと少し空虚な部分が心にあるけれど、以前よりずっと良いと思う
球を打ち出した角度が1~2度違ったら100m先で10ヤード違うように、落ちた地点が目標とかなりズレていて、その10ヤードを元に戻すのがすごく難しい

 

保安検査場で時計やアクセサリーを身につけたままゲートを通っても金属探知機は鳴らないことを初めて知った時、わたしは金属探知機に過敏だったことを知った。だから万が一、シートが反応してはいけないと思い薬を1つずつ取り出して袋に入れて下着に隠していたことを、やはり愚かだと思った。
アルミニウムのことを思う。
軽銀のことを思う。
金属のことを思う。
そして種類の違う薬物を同時に腹に入れた禁忌のことを思う。
そして輪ゴムで弾いた手首のミミズ腫れのことを初めて思うことができる。