わたしは、本当に乗り越えられる壁を与えられているのだろうか
わたしだからこそ乗り越えられる壁が
わたしの希望と幸せはなんだろうか
希望は叶わなくても持ち続けたらいい
幸せな時間や言葉や物や思い出は知っている
欲したいと思いたい
いまのわたしは、希望や幸せを手に入れたいと思うことができない、それがつらい
真っ暗な海に飛び込みたいとか、首を縄にかけたいとか、高圧電流に身を委ねたいとか、霞んだガスで眠りたいとか、そんなことは望んでいない
かといって、穏やかに過ごしたいとか、ゆっくり休んだほうがいいとも思えない
命がある限り生きたいと、思えない
せめて時間が過ぎてくれとすら思えない
暗い濁った波にのまれて漂って悶々と考えてやるせない