中原ぬこさん

言葉で遊びましょう

クリスタルガイザー

 

思い出が降ってきたら
食い散らかして吐き棄てよう
きらきらはぐしゃぐしゃのどろどろに
穢さないまま汚れたまま
宝石箱にしまっておいて
開けた時に冷めていて


間違ったことを正しくすれば
何ひとつ、怖くない
手を繋いで目を閉じて
醒めないままでいてくれた
わたしはもういないけれど
切り取られた現実を
食い散らかしたのは誰だろう


見ないふり、聞かないふりは
人を救っては蹴落とすのと
水溜まりを素足で踏むのと
そうそう変わらないくらい
大したことにさせまいと
歩道橋で誓いました
そこから知らない人に手を振って
返されてしまうくらいに
世界はわたしと断絶されていました
ひとひねりで開く30円のミネラルウォーターが
いっそ何もかも、語っていました

 

 

詩論の授業で提出した詩です

というか詩ってなんだぁ?短い文章?それっぽい文章?

わたしは誰にも伝える気などないし、むしろ伝わらないから言い放題、言葉で遊んでいるだけなんだと思う。

ちなみにこの詩は、2019.3.8のインスタの投稿「空から思い出が降ってきました!1.食べる  2.棄てる  3.殺す」から着想。

 

クリスタルガイザーって名前、本当にかっこいいよね

 

昨日も今日も機嫌がいい!