心の幻肢痛が得意な女の子がよく着るようなお洋服はいつも糸がほつれていて、それを切ってあげるのはいつだって異性なんじゃないだろうか
それとも愛情でも友情でもない何か神聖な同性同士の儀式だろうか
それは着飾ってる部分の不具合を調整する整備士だ
それは壊れかけた鎧を修理する仕立て屋で
壊れかけたラジオがどうしたっていうんだよ、助けを呼ぶ声がいまいち聞き取れないならいっそ無視していいんじゃないか
訴えがかき消されるほどの喧騒ばかり
聴衆が必ずしも耳を傾けてさらに助けようと駆け出す必要などないし、事実多くは見て見ぬふりを、聴いて聞こえないふりを、してるでしょう。
だったらいちいち最もらしい理由を述べずに言えばいい、「どうでもよかった」って。
わたしのことなんて、わかんないよーだ。
ばぁーか