食い入るように見たキスシーン
と
寝る前に視界に入ったブルーライト
。
探しても見つからないリモコン
と
羅列された陳腐な言葉
。
窓を開けたら必要以上に入ってきた強い風
、
飲食店のやけにうるさい客
と
先輩面したい中年のベテラン女将
。
読むほどに冗長な文章
に
クライマックスにかけて大きくなる音量
と
捻るほど解きやすい紐
が
甘酸っぱかったかどうか曖昧なあの時代
を
刺しても流れない血液
と
むごい死に様を遂げたフィクションの主人公
と
健康に老衰を遂げたノンフィクションの貴方
を。
賞味期限と消費期限の違い
と
口をつけて2日のペットボトルの危険性
?
真冬に公園で走り回る小学生の溢れんばかりのエネルギー
は
ウィル、未来、遺志
。
もう常夜灯にしたリビングにうたた寝をする父親
暗がりの中、ちょっと大きめのテレビがどうせ明るい。それに音量だって父親が寝るにはまだ下げてない。そして金曜ロードショーを観ながらわたしもまた暗がりにスマホと睨めっこをしてこうやって文章を書いている、勿論金曜ロードショーを聴きながら、あと好物の柿ピー(おじさんくさいからここだけの話にしてね)をぽりぽりつまみながら
久しぶりに一日中舌ピアスをつけているなぁ
死ぬのは、そんなに怖いか?だって
わたし、こんなにもまた考えているね
次読む本が決まらないだけなのに。
p.s.
みんな、今日もお疲れ様
おやすみなさい、いい夢見てね。